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アヴァンティ2003年10月

■just pride
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プライドは誇り高く生きたいと思う自尊心だけでなく、思い上がり、高慢という意味ももつ。 「心の品位を保ちたい」なんて発言すれば「何それって」言われそうだし、「日本人であることを誇りに思う」等と口にだそうものなら好戦的な人間だとレッテルをはられてしまう世の中でもある。

最近、人のプライドってどんなものなのなのかと考えさせられることが多くなった。
先日、集まりで時々見かける人に初めて声をかけた。彼女は「あなたのこと挨拶もしない横着な人と思っていたのよ、TVに出たりすると天狗になるから」と言われた。ギョェー、パーティで誰彼なく名刺を渡すのは恥ずかしいと思っていただけで、顔だけでも知っている人には目礼していたつもりだったのに!「会釈を返さなかったのはあなたの方でしょ」と言いたいのをぐっとおさえて作り笑顔でその場を離れた。

あるバーのマスターから聞いたのだけれど、新規のお客さんなのに椅子に座りながら「いつもの」と注文する客がいるそうだ。「そんな時はどうするのですか」と聞くと「ハイと答えて適当なものをお出しします。連れの客に見栄を張りたいだけだから、間違っても何でしたかなんて聞くような野暮なことはいたしません」と笑っていた。こんな気持は解らないでもなくちょっと可愛い気さえする。

しかし私の話しはちょっと鬱陶しい。若いアナウンサーとラジオの番組で一緒に仕事をした。彼女は本番中に「今日は私の誕生日です」と発言し、他の出演者も「おめでとう、何歳になったの」などそれなりに話題をつなげておいて、音楽がかかっている間に先輩アナウンサーが「有名人なら誕生日も情報になるけれど、まだちょっと早いかも」と優しく諭した。私は彼女を慰めるつもりで「有名人ってアインシュタインとかキューリー婦人よね」とつい余計なを言って、「山際さんって意地悪なんですね」と睨まれてしまった。彼女いまだに怒りが収まらないらしく挨拶しても横をむかれてしまう。こちらはもう「お好きなように」って気持でいるしかないけれど....

誇り高く生きるってこんなにつまらないことなのかな。もっと毅然としていたいよね。