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アヴァンティ 2008年 5月号

■「エコも考えよう」

その人はバックからマイ箸を取り出し、一緒にいた三人はちょっと気まずい思いで割り箸に手を伸ばしました。私も職業柄、バッグの中にマイ箸を忍ばせてはいますが、相手が持っていなければ使いません。マイ箸はエコな人の象徴のようになっていますが、箸一本で人を気まずい気持ちにさせるのは人間の環境を悪くすると思うからです。
以前,割り箸を使った人に「環境を考えないのね」となじった女性に私はきっぱりと言いました。「あなた、その濃い化粧を洗い流すとき環境を汚していないの?」

1962年年に発売されたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』や1975年に出版された有吉佐和子の『複合汚染』で環境についての危機感は得たものの環境への取り組みはまだ私たちにとって新しい経験です。
暖房や冷房の温度に気をつけたり、いつも小さくたためる袋をバッグに入れて持ち歩きレジの袋を貰わないのは誰でも実行するようになりました。しかし冷蔵庫や冷凍庫で食べ物を腐らせてしまう人は多いようです。冷凍しても食品の中に含まれる油は酸化します。だから冷凍食品は頻繁に安売りされるのですが家庭の冷蔵庫の中に長く置くと不味くなり身体にも良いとはいえません。風味が悪くなったり霜が付いたりして捨てるしかなくなったことはありませんか。

私たちが細やかに気をつけてもスーパやコンビニではたくさん食品が捨てられているようです。お弁当や生鮮食品の賞味期限が切れたものなどです。お豆腐や牛乳をできるだけ製造年月日の新しいものをと、奥から引っ張り出している人をみかけます。すぐに使うのならそれほど神経質にならずとも良いと思うのですが。
その行為が捨てる食品を増やしているかもしれません。食品偽装の事件以降過敏になった食品メーカーが表示の数字がかすれていると言うような些細な理由で自主回収して破棄する言ったことも耳にします。廃棄される食品は一年間で2千万トンにも達するそうです。そのうち本当に危ないものは数%だとか。地球上では8億もの人が飢えていると言われています。環境を考えることは生き方を見つけることだと思います。