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アヴァンティ 2007年 6月号

■「句読点は大切にしなくちゃ」

私は何時も人の欠点ばかり指摘している嫌みなおばさん。「あなたはどうなの」と思っていらっしゃる読者の方も多いのではないかしら。自分のことは棚に上げて書いていますが、気がついていますとも自分の欠点。
全ての事柄、最後がうまくやれないのです。良く言えば不器用。けじめが付けられない性格なのです。気をつけてきちんと干したつもりの洗濯物も後で見るとタオルもシーツも端っこがバラバラ。周りを見渡すとどこのベランダの洗濯物もぴしっと隅が揃えて干されているではありませんか。読み終わってちゃんとたたんだつもりの新聞もなんとなくクシャクシャ。今だって部屋を見渡せば微妙に隙間が空いた引き出し。もう一息きちんと閉まっていません。新しく買った冷蔵庫からでさえ「ドアガアイテイマス」としょっちゅう叱られているのです。とにかく家中どこかだらっとしていて締まりがありません。

自慢じゃあありませんがこの性格は小さな頃からで、学校での漢字のテストは最低でした。理由に気付いたのは最近です。止める所がきちんと止まっていず、はねるべきところをちゃんとはねていなかったからです。点数が悪いのは当たり前で、漢字は最後の決めが出来ていないとペケなのです。もちろん今でも直っていません。根気よく編み続けたレースのテーブルクロスもあと一周というところで放ったらかして、いつの間にか行方不明になってしまいました。なんだって最後の最後で嫌になるのです。

自分の性格を知るにはカウンセリングや精神分析なども有効でしょうが、日々の生活のなかで自分の足跡を振り返って気付くこともあるのです。もうおわかりでしょ、私は生活の中の句読点の打ち方が下手です。きちっと決めることが苦手です。引き出しの隙間は財布の口金に通じるのかもしれません。一年に400日は働いているのに稼いだお金は隙間からこぼれてしまって貯金通帳はいつもからっぽ。心だって隙間だらけで企みなんてできません。心の動きが相手にバレバレですもの。徹夜で仕上げた仕事も会議の席でかんしゃくをおこして一円にもならず、大事に育んだつもりの人間関係も不用意な一言で台無し。どれもこれもタオルの隅っこがきちんと合わせられない性格、きちんと引き出しを閉められない性格のせいなのです。
あなたは大丈夫ですか?ほらほら、閉めたつもりのドアが半開きですよ。