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2004年アヴァンティ7月号

■結婚式とお葬式

縁起でもないと叱られそうですが、結婚式とお葬式は似てますね。こちらの都合なんておかまいなしに日時を指定されて、お金を包んで出かけなきゃあいけないのだから。

最近私は心の底から祝いたい気持ちや悼む心がないときは失礼することにしてます。日本全体が貧しく、親戚や知りあいが少しづつお金を出し合って、祝い事や弔いごとがやっとできた時代は終わりましたから。とは言ってもいったん結婚式に出席と決めたら、何を着ていこうかと楽しみながらも悩みますよ。結婚する当人たちはやはり一生一度〜多くても3回くらいのことだから、全力を注いで準備万端整えるもの。出席する方も協力しなくちゃ。沢山の人が集まる場所にお気に入りの装いで、出かけることは自分自身が楽しいことでもあります。前日から半襟を付け替え足袋にアイロンをかけ、久しぶりに着る訪問着に風をとおし、いつもよりちょっと濃いめのお化粧をして出かけました。

知人のお嬢さんの結婚式に。ところが出席者の中に、もろ普段着の女性が一人。性格の悪い私は、新郎が捨てた彼女が押し掛けてきたのか?それにしては年齢がいっている...など想像を巡らしました。後から聞くと新郎のおばさまだったとか。普段着の理由は不明のままですが、どこにでも場違いな人はいるもの。

ある人から「夫が亡くなったときに、高校生だった息子の担任の先生が赤いネクタイをしてお葬式にいらしたのよ」と聞いたことがあります。「黒いネクタイの1本くらいロッカーに準備しとかなきゃあ」「それにしても周囲の人がそれをどうして止めなかったのか不思議」と10年以上昔の出来事に腹をたてていました。私も昨年葬儀場で目撃しました、服装は地味でしたが(とはいっても豪華な紺のレースのスーツ)牛のフンのごとく盛り上げたヘアースタイルに漆喰で塗り固めた顔、朱色の口紅。「閻魔(えんま)様が女装して参列している」と腰を抜かしました。